ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド リメイクは、多くの期待を背負って登場しましたが、その実態は多くのプレイヤーを失望させるものでした。グラフィックの質や操作性の問題、新要素の少なさなど、さまざまな課題が指摘されています。また、ストーリーの深み不足や音楽と音響の問題も顕著で、プレイヤーの評価は低迷しています。さらに、バグや技術的な問題の修正が遅れていることが、プレイヤーの不満を一層助長しています。しかし、これらの課題を乗り越えることで、ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド リメイクは再び輝きを取り戻す可能性があります。今回は、なぜリメイク版が「ひどい」と感じられるのか、その具体的な理由を5つに分けて詳しく解説します。
ハウス オブザ デッド リメイクがひどい理由

操作性の問題
エイムの精度が低く、狙いが定まらない
リメイク版をプレイして最初に感じたのは、エイムの精度の低さでした。敵に照準を合わせても、弾が思った場所に当たらないことが多く、特にヘッドショットを狙う際にはストレスを感じます。オリジナル版の直感的な操作感と比べると、著しく質が落ちたように感じました。
ジャイロ操作の反応が鈍く、快適なプレイが難しい
Nintendo Switch版ではジャイロ操作が可能ですが、実際の反応が遅く、プレイ中に照準がずれることが頻繁にあります。敵が迫ってくる場面で反応が鈍いと、瞬時の判断が求められる本作では致命的です。「なんでこんなに合わせにくいの?」と思わず声に出したこともありました。
バグの多発
敵が壁をすり抜けるなどの不具合が頻発
プレイ中に何度も遭遇したのが、敵キャラが壁やオブジェクトをすり抜けて出てくる現象です。隠れていたはずの敵が突然目の前にワープしてきたときは驚きというより呆れてしまいました。ゲームとしての公平さが崩れてしまっています。
進行不能になる致命的なバグが存在
あるステージでは、敵が出現せずクリア条件が満たされないというバグに遭遇。セーブポイントもなく、やり直しを余儀なくされました。これはさすがに「商品として出すレベルじゃない」と思いました。修正パッチは出るのでしょうか?
グラフィックの劣化
キャラクターデザインが原作と大きく異なり違和感がある
とくにソフィーのデザインが原作とかけ離れており、「誰これ?」という声がSNSでも多く見られました。リアル志向なのかもしれませんが、ファンとしては昔の面影を残して欲しかったところです。
背景が暗すぎて視認性が悪化
一部のステージでは照明が暗く、敵の姿が非常に見えにくいです。雰囲気づくりとしての暗さではなく、単に見づらいだけという印象。暗い画面に目を凝らすのって、正直疲れますよね?
BGMの変更
原作の印象的な音楽が差し替えられ、雰囲気が損なわれている
オリジナルの「ゾンビ撃ちまくり」感を盛り上げてくれていたBGMが差し替えられており、雰囲気が一気に薄れてしまいました。特にマジシャン戦のあの緊張感ある音楽が消えてしまったのは、ファンとして非常に残念。ゲームの空気感って、音楽で決まるところも大きいんですよね。
ストーリーの改変
キャラクターの性格や関係性が変更され、ファンから不評
ストーリー展開そのものは大筋で変わっていないようですが、キャラの性格やセリフ回しに違和感があります。Gとソフィーのやり取りに「えっ、こんな感じだったっけ?」と戸惑うこともしばしば。原作でのキャラの魅力が、やや薄れてしまっていると感じざるを得ません。

ハウス オブザ デッド リメイクの評価とユーザーの反応
ユーザーの評価
「これは期待外れだった」
これが、プレイ後に私が最初に感じた率直な気持ちです。多くのユーザーレビューを見ても、同じような意見が目立ちます。
よく見られる評価の声
- 「操作性が悪くてストレスが溜まる」
- 「原作の良さが全部なくなってる」
- 「プレイして5分で消した」
SteamやAmazonのレビューを読むと、★2以下が目立ちます。とくに原作を知っているプレイヤーほど落胆が大きいようです。
とはいえ、すべてが否定されているわけではありません。グラフィックがHD化されたこと自体は評価されています。しかし、「それだけ?」というのが正直な感想でした。
「ビジュアルだけ良くなっても、中身が変わってしまっては意味がないですよね?」
とあるレビューのこの一言が、まさに核心を突いていると感じました。
キャラクターへの反応
キャラクター改変、これは賛否以前の問題かもしれません。
まず最も反発が強かったのが、ヒロイン・ソフィーのデザイン変更です。
ソフィーへの代表的な反応
- 「誰これ…原型ないじゃん」
- 「別人すぎて感情移入できない」
- 「あの切なげな雰囲気が消えてる」
確かに、目が怖くて感情が読み取れないフェイスモデリングは印象に残っています。Gやマジシャンといった他キャラに関しても、原作にあった“クセ”が消えてしまい、記憶に残らない凡庸な存在になってしまっていました。
「昔の“ダサかっこいい”感じが良かったのに…」
これは友人とのLINEで盛り上がった話題です。良くも悪くもリメイクによって“キャラが無難になった”といえるかもしれません。
プラットフォーム別の問題点
SwitchかPS4か?どちらも一長一短。
筆者はSwitch版をプレイしましたが、残念ながら動作は不安定。とくにフレームレートの低下が顕著で、敵が多く出るシーンではカクつきが激しかったです。
Switch版で感じた問題
- フレーム落ちが目立つ
- 画面が小さく敵の視認性が悪い
- ジャイロ操作が思うように動かない
一方、PS4版は画質こそ安定しているものの、ロード時間が非常に長く、テンポが悪く感じる場面がありました。
「5秒で始まるゾンビ退治が、30秒待ちになったら雰囲気も台無し」
とにかく、どちらも“キレのあるガンシューティング”には程遠い。原作のスピーディーさを求める人にとっては、どちらを選んでもやや期待外れかもしれません。
技術的な問題
バグはゲーマーの心を静かに削ってくる。
リメイク版は、リリースからある程度の時間が経っているにもかかわらず、重大なバグが依然として残っている点が大きな問題です。
体験したバグ事例
- 敵が出現しない → ステージクリア不可
- 音声と映像のズレ
- 武器が突然使用不能になる
これらはプレイ体験を台無しにする致命的なミスです。公式のパッチ対応もありますが、更新頻度が少なく、「本当に改善されるの?」と不安に思っているユーザーも少なくありません。
あなたはどうでしょうか?
もし購入を検討しているなら、パッチ情報を必ず確認してからがおすすめです。
全体的に、リメイクというより別ゲームと感じたのが正直なところ。ファンの期待を集めた作品だっただけに、この落差はとても大きいものでした。
ただし、リメイク版にも光る部分はあります。今後のアップデート次第では、評価が変わる可能性もあるでしょう。
ハウス オブザ デッド リメイクはなぜ「ひどい」と言われるのか?総まとめ
- 操作性の問題
→ エイム精度やジャイロ反応の悪さが快適なプレイを妨げ、爽快感を大きく損ねている。 - バグの多発
→ 壁抜け・進行不能など深刻な不具合が多く、ストレスの原因となっている。 - グラフィックの劣化
→ デザイン変更によりキャラクターの魅力が薄れ、暗すぎる背景で視認性も悪化。 - BGMの変更
→ 原作の象徴的な音楽がなくなり、ゲームの雰囲気が大きく変わってしまった。 - ストーリーの改変
→ キャラの性格や関係性の変更が、原作ファンにとっては大きな違和感に。 - ユーザーの評価
→ 「期待外れ」「原作の良さが消えた」との声が多数。評価サイトでも低評価が目立つ。 - キャラクターへの反応
→ 特にソフィーのデザインに対する反発が大きく、他の登場人物にも不満が多い。 - プラットフォームごとの問題
→ Switch版は動作が重く、PS4版はテンポが悪い。どちらにも欠点が存在。 - 技術的な対応
→ バグの修正が遅れており、アップデートによる信頼回復には時間がかかりそう。
