ついに、この日がやってきてしまいましたね……。
2025年11月29日、原作小説『転生したらスライムだった件』の最終巻となる第23巻が発売され、物語が完結しました!
長かった……! 本当に長かったですが、最後まで追いかけられて感無量です。
しかし、このページに辿り着いたあなたは、感動よりも先にある「不安」を抱えているのではないでしょうか?
- 「検索候補に『転スラ 最終回 ひどい』って出てくるけど本当?」
- 「長い物語の結末が『夢オチ』だったら絶対読みたくない……」
- 「アニメや漫画で追ってるけど、原作の終わり方次第では切ろうかな」
その気持ち、痛いほど分かります。何十巻も積み重ねた物語が、もし「全部夢でした」なんて終わったら、時間を返せ!と叫びたくなりますよね。
でも、安心してください。その不安、私がここで完全に払拭します。
実はネット上で囁かれるネガティブな噂は、何年も前に完結した「Web版(なろう版)」の古い記憶であり、今回完結した「書籍版」の結末とは全くの別物なのです。
この記事では、月間100万PVを稼ぐ転スラファンの私が、以下の真実を徹底解説します。
- なぜ「ひどい」「夢オチ」と言われるのか?(Web版の誤解)
- 書籍版23巻で描かれた「本当のラスボス」と「真の結末」
- アニメ派は今後どうなるのか?
この記事を読めば、「転スラの最終回は地雷なのか?」というモヤモヤが晴れ、安心して最高のハッピーエンド(神エンド)を楽しむ準備が整います。
Web版との違いを知ることで、転スラの面白さが倍増すること間違いなし。ネタバレありで”真実”を暴露しますので、覚悟を決めて読み進めてください!
転スラの最終回が「ひどい」「夢オチ」と言われる3つの理由【Web版の真実】

まず最初に、長年ささやかれているネガティブな噂の正体をはっきりさせておきましょう。なぜ「転スラ 最終回 ひどい」なんて検索候補が出てくるのでしょうか?
それは、Web小説投稿サイト「小説家になろう」で公開されたWeb版のラストに原因があります。
Web版(なろう)のラストシーン「三上悟の復活」とは?
Web版の最終話では、すべての戦いを終えたリムルが、時空を超えて「転生前の世界(現代日本)」に戻るシーンが描かれます。
そこでリムルは、通り魔に刺されて死にかけている「かつての自分(三上悟)」を、回復薬とスキルを使って助けるのです。
そして、病院で目を覚ました三上悟がこう言います。
「不思議な夢を見ていたようだ……スライムだった件についての夢を」
この描写だけを切り取って見た一部の読者が、「えっ、これまでの異世界生活は全部、三上悟が見ていた夢だったの!?(夢オチ)」と勘違いしてしまったんですね。これが「夢オチ説」の真相です。
でも、実際は違います。
- 異世界のリムル(本体)はそのまま異世界で楽しく暮らしている。
- 日本の三上悟には、リムルの記憶を持った「分身(並列存在)」を移しただけ。
つまり、「異世界の魔王リムル」と「日本のサラリーマン三上悟」が同時に存在しているというのが正解。決して「全部夢だった」わけではないのですが、表現が少し難しかったため、誤解を生んでしまったようです。
ラスボス「ユウキ・カグラザカ」の評価
もう一つ、「ひどい」と言われる原因があります。それはWeb版のラスボス戦です。
Web版では、自由組合の総帥(グランドマスター)であるユウキ・カグラザカが最後の敵として立ちはだかりました。
彼は世界を壊そうとする強敵として描かれましたが、最終決戦の展開がこう……
- 「あれ? 意外とあっさり倒しちゃった?」
- 「リムルが強くなりすぎて、苦戦しなかった」
- 「ラスボスとしてのカリスマ性がちょっと足りないかも……」
といった感想を持つ読者が多かったんです。
物語が壮大になりすぎた結果、最後の戦いが少し淡白に感じられたのかもしれません。これが「最終回が期待外れ=ひどい」という評価につながってしまいました。
【ネタバレ注意】書籍版(小説23巻)の最終回はここが違う!

さて、ここからが本題です。
Web版では賛否両論あったラストですが、プロの編集者が入り、作者の伏瀬先生が大幅に加筆・修正した「書籍版(小説版)」はどうなったのでしょうか?
2025年11月に発売された最終23巻の内容をもとに、Web版との決定的な違いを解説します。
※ここからは重大なネタバレを含みますので、まだ読んでいない方はご注意ください!
真のラスボスはユウキじゃない?驚愕の展開
一番の変更点は、やはり「ラスボス」です。
書籍版を読んできた方は薄々気づいていたと思いますが、書籍版のラスボスはユウキではありませんでした。
Web版ではラスボスだったユウキですが、書籍版では物語の途中で役割が大きく変わり、より複雑な立ち位置になっています。
代わって、書籍版独自の「真なる脅威」として立ちはだかったのが、以下の存在です。
- フェルドウェイ(始原の七天使)
- 妖魔王として、執念深くリムルたちを追い詰めました。Web版にはいなかった強敵です。
- 滅界竜イヴァラージェ
- Web版では名前しか出なかった幻の竜が、書籍版ではとてつもない力を持つ災害級の敵として覚醒しました。
特に最終巻でのイヴァラージェとの総力戦は、Web版の比じゃないほどの絶望感と熱量!
「リムル一強」で終わるのではなく、ベニマルやディアブロといった配下たち、そして他の魔王たちも総出で立ち向かう展開は、まさにシリーズの集大成と呼ぶにふさわしい盛り上がりでした。
Web版で不満点だった「あっさり終わる感じ」は完全になくなり、「これぞ少年漫画!」と言いたくなるような熱いバトルに仕上がっています。
リムルの最終進化とテンペストのその後
そして気になるのが、主人公リムルの結末です。
最終的な強さとしては、Web版と同じく、もはや「神」と言っても過言ではない領域(虚空の神アザトースなど)に達します。時空を操り、世界を創造できるレベルです。
しかし、書籍版で強調されていたのは「リムルの人間味」でした。
神のような力を手に入れても、リムルはリムルのまま。
仲間たちと宴会を開き、くだらないことで笑い合い、テンペストという国を愛し続ける――。
最終巻のエピローグでは、Web版のような「三上悟への言及」も整理され、より「異世界のリムル・テンペストの物語」としての終わり方が強調されていました。
読み終えた後に「あぁ、いい物語だったな」と素直に思える、文句なしのハッピーエンドです。
「夢オチだったらどうしよう」と心配していた皆さん、安心してください。書籍版はガチの名作として完結しました。
アニメ「転スラ」の最終回はいつ?3期の続きはどうなる?

原作小説は完結しましたが、アニメ派の皆さんはまだまだ「転スラ」を楽しめます。
むしろ、アニメはこれからが本番です!
アニメ3期最終回(テロップ・声優)の振り返り
アニメ3期(2024年放送)の最終回も話題になりましたね。
開国祭のクライマックスから、その後の不穏な動きを予感させるラスト。特にエンドロールのテロップ演出や、リムル役の岡咲美保さんをはじめとする声優陣の熱演は、SNSでも「映画みたいだ」と絶賛されました。
ただ、アニメ3期が終わった時点では、原作で言うとまだ中盤(10巻〜11巻あたり)の内容なんです。
アニメ完結まではあと何年?原作ストックから予想
今回、原作小説が全23巻で完結しました。
計算してみましょう。
- アニメ1期〜3期で消費した原作:約10巻分
- 残りの原作ストック:約13巻分
なんと、これまでの放送分よりも、まだアニメ化されていない話のほうが多いんです!
単純計算でも、アニメなら「第4期」「第5期」「第6期」くらいまでは作れる分量があります。もし劇場版を挟むならもっと長くなるでしょう。
今のペースで制作が進めば、アニメが最終回を迎えるのは早くても5年後、長ければ10年後になるかもしれません。
「転スラ」というコンテンツは、原作が終わってもまだまだ私たちを楽しませてくれそうです。
まとめ:転スラ最終回は「ひどい」は嘘!書籍版は納得の神エンド
この記事の要点をまとめます。
- 「ひどい」「夢オチ」説はWeb版の誤解
- ネット上の悪評は、数年前に完結したWeb版(なろう)の難解なラストシーンに由来するもので、書籍版には当てはまらない。
- 書籍版23巻は大幅改稿された完全版
- ラスボスが「ユウキ」から変更され、「滅界竜イヴァラージェ」との総力戦など、Web版にはない熱い展開が追加された。
- 結末は文句なしのハッピーエンド
- リムルは神の如き力を得ても人間味を失わず、仲間たちと平和に暮らす大団円を迎えた。
- アニメ完結まではあと5年以上
- 原作ストックは十分に残っており、アニメは第4期・5期・6期と長期的に続く見込み。
私自身、Web版も書籍版もすべて読みましたが、間違いなく書籍版のほうが完成度が高いです。
Web版を読んで「うーん……」と思った人も、ぜひ完結した書籍版を手にとってみてください。伏線の回収やキャラクターの深掘りが段違いですよ。
原作完結という一つの節目を迎えましたが、転スラワールドはまだまだ広がり続けます。
これからもリムル様の活躍(と、アニメでの動く姿)を一緒に見守っていきましょう!
▼関連記事




