※この記事は『転生したらスライムだった件』(転スラ)のWeb版(小説家になろう)の結末までのネタバレを含みます。
転スラのユウキ・カグラザカ(神楽坂優樹)の正体・目的・最後を整理します。根拠にしたのは、「小説家になろう」で公開されているWeb版の本文、TVアニメ公式サイトの各話あらすじ、転スラ公式ポータルのキャラクター紹介、GCノベルズの書籍紹介です(いずれも当サイトが2026年10月9日に確認)。転スラはWeb版と書籍版で物語が大きく違うため、本記事の正体・最後の説明はWeb版の内容であることを明記し、書籍版の話と混ぜないようにしています。
結論:ユウキは黒幕。Web版では一度死んで復活し、最後はリムルの『虚数空間』に封じられる
先に答えです(話数はWeb版の話数)。
- 正体:日本から来た異世界人で、シズの元教え子。自由組合(ギルド)の総帥(グランドマスター)を務める(ここまでは公式キャラクター紹介と同じ)。Web版では122話「ヒナタとユウキ」で、裏で魔王クレイマンらを動かしていた黒幕だと明かされる
- 目的:Web版では物語が進むにつれて変わる。122話では「世界を一つの意思の元に統一」するゲーム、132話「神楽坂優樹」では「この世界に破滅を齎そう」、最終盤の247話では「この世を虚無に帰す事」が最終目標と書かれている
- 一度死亡している:Web版167話で、帝国の近藤中尉に撃たれて肉体が消滅。184話で、あらかじめクロエに頼んでいた蘇生によって戻ってくる
- 最後:Web版248話「リムルvsユウキ -後編-」で、リムルの『虚数空間』に閉じ込められて決着。最後の場面で「先生」と呼ぶ声と言葉を交わし、意識が消えていく
- 書籍版・アニメ:書籍版の最後は、公式の紹介文では確認できなかった。アニメは第4期(通算第96話まで)の時点で、ユウキの正体を明かす場面は公式あらすじに出てきていない

ユウキ・カグラザカとは?シズの元教え子で自由組合の総帥
転スラ公式ポータルのキャラクター紹介(転スラ公式「ユウキ」)では、ユウキは日本からこの世界にやってきた異世界人でシズの元弟子、イングラシア王国で冒険者の互助会である自由組合(ギルド)の総帥(グランドマスター)を務めている人物です。紹介文の最後には「漫画好き」とあります。声優(CV)は花江夏樹さんです。
アニメでは第20話のサブタイトルがそのまま「ユウキ・カグラザカ」で、公式あらすじには、リムルがイングラシア王国でまず自由組合を統括するユウキに会うこと、ユウキが異世界人でシズの教え子だったことが書かれています。
Web版では、24話「追想~葬送曲~」で、冒険者の互助組合を「自由組合」に改めて今の仕組みを作ったのがユウキで、シズ(静江)が裏方として支えていたことが語られます。57話でリムルが会ったユウキは、自由組合の総帥と自由学園の理事を兼ねる「気さくないい奴」として描かれています。
ユウキの正体:Web版122話で黒幕だと明かされる
Web版で正体がはっきりするのは122話「ヒナタとユウキ」です。ヒナタと向き合ったユウキは、自分がカザリーム(自由組合の副総帥カガリと同一人物)に操られているのではなく、召喚されたときに接触してきたカザリームの能力を奪い、逆に手下にしたことを明かします。ヒナタからは「魔王クレイマンを操りオークロードの動乱を起こさせた」ことを問いただされ、ユウキは、ルミナスが守っていた“眠りについている勇者”を奪い取って利用していることも自分から語っています。
なぜ黒幕になったのか(132話の生い立ち)
132話「神楽坂優樹」は、ユウキの過去を描く回です。ユウキが小学生になったばかりの頃、両親が居眠り運転のトラックに正面衝突されて即死し、後部座席にいたユウキだけが助かりました。この理不尽な事故が、世界への復讐心の始まりとして描かれています。召喚されたときにユニークスキル『創造者』を得たユウキは、カザリームがかけようとした呪いを逆に返して従わせました。
ユウキの能力
| 能力 | Web版で書かれていること | 話数 |
|---|---|---|
| ユニークスキル『創造者』 | 召喚されたときに得た能力 | 132話 |
| 究極能力『強欲之王(マモン)』 | レオンとの戦闘中に獲得。相手の能力を奪うことに特化した力 | 132話・167話 |
| 悪徳の意志(アンラ・マンユ) | ユウキの中にあった別の意志。解放されると「ヴェルダ」として表に出る | 185話・189話 |
| 源流能力『情報之王(アカシックレコード)』 | 最終決戦で能力をまとめ、剣「星皇竜角剣(ヴェルダナーヴァ)」に移す | 247話 |
ユウキの目的は?Web版では3段階で変わる
「ユウキの目的」は一言では答えにくく、Web版の本文でも場面ごとに言い方が変わります。本文の言葉どおりに並べると次のとおりです。
| 話数 | ユウキの目的(本文の言葉) |
|---|---|
| 122話 | なぜ動くのかと聞かれて「面白そうだったから」。世界を一つの意思のもとに統一し、天使・精霊・魔物のすべてを支配する。「僕が世界を支配するか、世界がそれを阻止するか」というゲーム |
| 132話 | 「この世界に、破滅を齎そう。止められるものなら、止めてみせろ」。究極の目標は魔王ギィ・クリムゾンを倒すこと(レオン・ルミナス・リムルそれぞれへの切り札も用意していた) |
| 247話 | 「この世を虚無に帰す事」が最終目標。協力していたヴェルダは、世界を壊したあとに新しい世界を作るつもりで、目指す地点が違っていた |
つまりWeb版のユウキは、最初は「世界を相手にしたゲーム」として動き、最後は「世界そのものを終わらせる」ところまで目標が広がっています。どの段階を「ユウキの目的」と呼ぶかで答えが変わるので、他の解説を読むときは話数を確かめるのがおすすめです。
ユウキは死亡する?Web版167話で一度死に、184話で復活
「ユウキ 死亡」で調べる人も多いので、Web版の事実を分けて書きます。
- 166話「帝都でのクーデター」:ユウキは帝国でクーデターを起こそうとするが、腹心のダムラダが皇帝の近衛だったと分かる
- 167話「時代の分岐点」:近藤中尉の呪壊弾(ネクロシス)を撃ち込まれ、続く消滅弾(イレーザー)で3秒もかからずに肉体が崩壊・消滅する
- 184話「対峙する二人」:ユウキが再び姿を見せる。本人の言葉は「クロエにお願いして、万が一、僕が死んだら蘇生してくれって頼んでた」。これで一度死んで、蘇生で戻ってきたことが分かる
なお、書籍版ではGCノベルズ『転生したらスライムだった件 14』の紹介文に、帝国幹部にのし上がっていたユウキが国内でクーデターを起こし皇帝の座を奪う手はずだった、と書かれています。ただし、紹介文にはその結果(ユウキが死ぬかどうか)は書かれていないため、書籍版での扱いは本記事では断定しません。
ヴェルダとは?ユウキの中にいた「悪徳の意志」
復活したあとのユウキは、185話「新たなゲームの始まり」で皇帝ルドラの力を奪おうとする中で、自分の中の悪徳の意志(アンラ・マンユ)を解放し、まるで別人のようになります。リムルに「ボクを止める事が出来たら、貴方の勝ち」と語りかけ、一ヶ月後に始まる新しいゲームを宣言するのもこの場面です。
189話「天上の軍勢」では、その意志が「ヴェルダ」と名乗り、“星王竜”ヴェルダナーヴァの心核(ココロ)を魂に宿す者で、ユウキとは一つの魂に二つの心核がある「一心同体」だと語ります。目的はルシアを復活させることでした。このあいだユウキ自身は、魂の奥に封じられた状態でした。
ユウキの最後:Web版248話でリムルの『虚数空間』に閉じ込められる
最終決戦は247話「リムルvsユウキ -中編-」と248話「リムルvsユウキ -後編-」です。
- 247話:表に戻ったユウキは、能力を『情報之王(アカシックレコード)』にまとめて剣「星皇竜角剣(ヴェルダナーヴァ)」に移し、止まった時間の中でリムルを“時空の果て”へ飛ばす
- 248話:リムルは長い時間をかけて力を貯め、時間跳躍で決戦の場へ戻ってくる。それを見たユウキは「まるで超越神じゃないか」とつぶやく
- 248話:ユウキはリムルの『虚数空間』に閉じ込められ、決着する
閉じ込められたユウキは、最後に「先生」と呼ぶ声と言葉を交わします。声は「私も一緒に反省してあげます」と語りかけ、ユウキの意識は消えていきます。リムルはこの結末を「罰ではなく、案外ユウキにとっての救いであったのかも知れない」と受け止めています。
ユウキがシズ(静江)の教え子だったことは24話に書かれています。ただし、248話の本文には、この声の主の名前は書かれていません。そのため本記事では「シズだった」と断定せず、本文どおり「先生と呼ぶ声」としています。最終話「転生したら――」は「ユウキとの戦いから一年経った」という一文から始まります。
アニメのユウキは何話に出てくる?
TVアニメ公式サイトの各話あらすじで、ユウキの名前が出てくる話を並べました(話数は通算・リンク先は各話の公式あらすじ)。
| 話数・サブタイトル | 公式あらすじに書かれていること(要約) |
|---|---|
| #20 ユウキ・カグラザカ | リムルが自由組合を統括するユウキに会うことにする。ユウキも異世界人で、シズの教え子だった |
| #50 聖人の思惑 | 影で暗躍するユウキとラプラスらは、仲間の魔王クレイマンを失う。計略の変更を強いられたユウキは、リムルへの仕返しを考える |
| #67 前夜祭 | 開国祭の前夜祭で、ヒナタとユウキの食べっぷりに来賓が惹きつけられる |
| #75 仮魔体チーム結成 | シルトロッゾ王国で、マリアベルがユウキと秘密の会談を行う |
| #80 強欲の布石 | グレンダから「ユウキはマリアベルに支配されている」との情報 |
| #82 強欲の主人 | 『強欲者』の力を譲渡されたユウキがリムルの前に立ちはだかる |
| #83 ミリムの友達 | ユウキがマリアベルを倒す |
| #88 夜明けの勇者グラン | グランベル、ユウキ、レオンが、それぞれの思惑を胸にルベリオスへ向かおうとする |
出典:TVアニメ「転生したらスライムだった件」公式サイト STORY(2026年10月9日確認)。アニメでは第50話の時点で「影で暗躍する」側として描かれていますが、Web版122話のように本人が正体と目的を語る場面は、通算第96話までの公式あらすじには出てきません。第4期のマリアベルとの関係はマリアベルの最後の解説記事にまとめています。
Web版・書籍版・アニメの違い
| 媒体 | ユウキについて確認できたこと | 確認した資料 |
|---|---|---|
| Web版(小説家になろう) | 122話で黒幕と判明 → 167話で一度死亡 → 184話で蘇生 → 248話でリムルの『虚数空間』に封じられる | 小説家になろう n6316bn(公開本文) |
| 書籍版(GCノベルズ) | 14巻の紹介文に「帝国幹部へとのし上がっていたユウキ」がクーデターで皇帝の座を奪う手はずだったとある。最後は公式紹介文では確認できず | GCノベルズ 14巻(2019年3月29日発売) |
| TVアニメ | シズの教え子・自由組合の総帥として登場。第4期ではマリアベルとの関係が描かれる | アニメ公式 STORY |
書籍版には、Web版に出てこないマリアベルのような人物が加わっており、ユウキの立ち回りも同じとは限りません。ネットで見かけるユウキの解説がどの版の話なのかは、注意して読むことをおすすめします。
よくある質問
ユウキの正体は何?
公式のプロフィールでは、日本から来た異世界人でシズの元弟子、自由組合の総帥です。Web版では122話で、裏で魔王クレイマンらを動かしていた黒幕だと本人が明かします。
ユウキの目的は?
Web版では、122話で「世界を一つの意思のもとに支配するゲーム」、132話で「この世界に破滅を齎す」、247話で「この世を虚無に帰す事」が最終目標と書かれています。
ユウキは死亡する?
Web版では167話で一度死亡(肉体が消滅)し、184話でクロエの蘇生によって戻ってきます。最後の248話では、死亡ではなくリムルの『虚数空間』に閉じ込められる形で決着します。
ユウキの最後は何話?
Web版の248話「リムルvsユウキ -後編-」です。書籍版の最後は、公式の紹介文では確認できませんでした。
ユウキの声優は誰?
花江夏樹さんです(転スラ公式ポータルのキャラクター紹介より)。
まとめ
- ユウキは日本から来た異世界人で、シズの元教え子・自由組合の総帥。Web版122話で黒幕だと明かされる
- 目的はWeb版で「世界を支配するゲーム」→「世界に破滅を」→「この世を虚無に帰す事」へと広がる
- Web版167話で一度死亡し、184話でクロエの蘇生により復活。その後、中の「ヴェルダ」が表に出る
- 最後はWeb版248話で、リムルの『虚数空間』に閉じ込められて決着。「先生」と呼ぶ声と言葉を交わす
- 書籍版の最後とアニメでの正体判明は、公式の紹介文・あらすじではまだ確認できない
物語の全体像は天魔大戦の勢力図と勝敗ネタバレ、強さの序列は転スラ最強ランキング、アニメ第4期の範囲は転スラ4期はどこまで?もあわせてどうぞ。
参考にした一次情報(2026年10月9日確認)
- 小説家になろう『転生したらスライムだった件』(Web版)(24・57・122・132・166・167・184・185・189・247・248話・最終話)
- 転スラ公式ポータル キャラクター「ユウキ」
- TVアニメ「転生したらスライムだった件」公式サイト STORY(通算第20・50・67・75・80・82・83・88話)
- GCノベルズ『転生したらスライムだった件 14』